V S

公立小・中学校自由選択制度についてお伺い致します。

平成十二年度に始まった品川区の公立小学校の学区域を四ブロックに分け、小学校を自由選択ができる学校選択制は、学校教育関係者や保護者に大きなインパクトを与えたのではないでしょうか。その後、この学校選択制は、品川区に追随するように他の自冶体にも広がっていきました。足立区では、平成十四年度より全小学校の学区域が外され、児童・生徒、保護者の自由選択が実施される予定です。足立区のように、広い面積を有し、かつ小学校、中学校とも多数ある中で、保護者等がどのような価値判断で学校を選択するのか、大変興味を覚えているのです。また学校側は、公立学校という立場でどのような対応をすればよいのかという戸惑いもあるのではないでしょうか。

自由選択制を取り入れた教育委員会は、それぞれの学校が、児童・生徒・保護者に選択してもらう努力がよい意味での学校間の競争を生み、互いに切磋琢磨することによって、学校運営のレベルアップになり、教員の質の向上にもつながると言い、それぞれの学校の特色ある教育の充実にも結びつくと、よいことずくめのコメントがされております。しかし、私は多くの疑問を持たざるを得ないのであります。

 その一つは、保護者による学校の選択の基準が、学校施設とか、学校規模によることが多いということです。

 第二は、それぞれの学校の特色ある教育が選択基準の大きな一つになっていますが、中学校はともかくとして、小学校において特色ある教育とは何かということが、学校関係者、また、保護者にも認識されていないと思います。

 第三は、これからの学校運営は、地域、保護者、学校の三者による連携により開かれた学校づくりをし、地域に支えられた学校づくりを目指すべきであるとの意見もあります。

 私も、小学校は、地域に根づいた、地域の学校として地域住民に支えられた学校運営をするべきであると考えます。小学校の学校自由選択にするべきではないかと考えております。

 台東区立小・中学校適正規模適正配置基本方針の中で、例示を出し、中学校の特色ある学校づくりを推進することが述べられるように、私は、このことからも実施時期を明示し、中学校の自由選択制を速やかに進めるべきであると考えております。

 教育長は、小・中学校の学区域問題にどのように考えられておられるのかお聞かせください。




教育長の答弁

 次に、公立小・中学校の自由選択制度についてお答えさせていただきます。

 公立小・中学校の自由化についての木下議員のご意見は、極めて貴重なものと受けとめております。特に、小学校における特色ある学校づくりの推進は、学校選択と強く結びついた課題であると認識しております。

 今後も、保護者を初め、地域の方々にも広く理解していただくよう努力してまいります。

 その上で、中学校の自由選択につきましては、教育ビジョンの策定、特色ある学校づくりの進捗状況を踏まえて、中学校の適正配置終了後、できるだけ速やかに通学区域を外してまいりたいと考えております。小学校につきましては、地域とのつながり等を考慮し、引き続き検討させていただきと思います。

この問題に対してアンケート
結果が出ました