13年第3回定例会        
                       
      1.一般質問

2.区民台東21を代表して、区長並びに教育長に質問
   
    @区長の決断のあり方について        
    A意識改革について
    B放置自転車対策について
    C図書館行政について

     
                       
    区民台東21を代表して区長ならびに教育長に質問いたします    
 

質問に入る前に、今回、アメリカでおこった、テロ行為で多数のかたがたが被害を受けられました。被害を受けられた方々に心より哀悼の意を表すとともに、今も尚救助にあたられている方々に対し敬意を表するしだいであります。

再び、このようなことが繰り返されないよう念じまして、質問にはいらさせていただきます。

今回の、区長発言で、区長は、「区長として3期目の任期中であります。この間、議員の皆様方のご協力をいただきながら、区政運営に取り組んでまいりました。しかしながら、時として、体と相談しながら行うといったことがあります。区長として、私自身のことを決めなければなりません。そこで、年内までに判断し、明確にしてまいりますので、よろしくお願いいたします。」と発言されました。

台東区を担う、区長職の重さを、ひしひしと、感じさせられた一言だと私は理解しています。区長は「21世紀の架け橋と、調和区政を訴え」バブル崩壊後の、財政厳しい時代を、台東丸の船長として、舵取りをされてまいりました。その間、生涯学習センターの建設、区民の健康を守るための、中核病院として、新永寿病院の設立を行ってまいりました。かなりの決断を要したことと察せられます。その意味において、今回の区長発言で述べられたように、「年内までに判断し、明確にしてまいります」ということは、今まで以上に厳しい決断を様子のではないかと思われます。人の意見に流されず、自らの判断において、この数ヶ月の間に決断されるのですから、私たちがとやかく言う必要はないと思いますし、苦渋の選択をされる区長に対し決断されるまで静かに見守りたいと私は思っています。

区長の決意をお聞かせください。

   
       
                       
    1、区長の決断のあり方について    
区長は、今後の決断を人の意見に流されず、自らの判断においてされるのであり、静かに見守りたいと思う。区長の決意を伺う。  
                 
答弁    
私は、区長として、時間をいただき、私自身が適切な判断をしてまいりたいと思いますので、ご理解のほどお願いいたします。    
                   
                       
    2、意識改革について    
   

@   窓口業務の時間延長をより良い方向性に進め、また、区民から寄せられる要望を収集する意味においても「総合窓口」を設置するべきと考えるがどうか。

A   以前、区の行事などを土日に実施することについて質問したが、その後本当に答弁どおり検討したのか。また、今後どのように取り組むのか、伺う。学校行事については、教育長に伺う。

                

私は、常に、「心かよう台東区行政」のあり方を追求してまいりました。

その一環の主張が、「区役所の土日開庁」と、「職員の意識改革」でした。

区当局も、私の主張を汲み取り、毎週水曜日に、区役所の開庁時間を、延長するようになりました。

しかし、せっかくの時間延長も、まだまだ、区民に終始徹底がなされていないのが現実のようです。

区役所が、区民のための区役所であるならば、この試みは、きっと成功し時間延長が拡大すると私は信じておりますので、尚、いっそうのご努力をお願いいたします。

そこで、毎週水曜日の窓口業務の時間延長をより良い方向に進めていくにも、区民から寄せられる要望を収集する意味においても、「総合窓口」の設置が必要だと思いますがいかがでしょうか。

前回の「区役所の土日開庁」の質問の中で、わたしは、「何故、保健所は土曜日、日曜日休みなのでしょう。両親が働いていて子供を預ける保育園の卒園式が何で平日なのでしょうか。幼稚園、小中学校の入学式、卒業式などは、何で土日にやらないのでしょう、等々質問いたしました。」その時の区長は、「区民の皆さんがより利用しやすいよう、行事は、曜日など充分考慮し実施していきたい。」と答弁されました。

また、教育長は、「今後は、区民の参加や利用が促進されるように開催日などについて見直していきたい。学校行事の土曜、日曜の実施は教育課程の実施上の課題として検討しなければならない。」等述べられました。

しかし、この数年間を、見てみますと、本当に答弁通り検討したのでしょうか。

私には、そのような姿勢が見えません。

今まであげた例もしかりですが、最近では、大江戸清掃隊の結団式を、9月3日月曜日、午前9時30分に行い、日ごろ仕事をさいて町会活動にご尽力いただいている方々を表彰する、町会役員表彰式を、あたりまえのように、平日に行う現実にぶつかると、あの答弁は、何なのかと思わざるをえません。前回私の質問の後どのような検討がなされたのか、また、これからどのようにされるのか、お聞かせください。

 
       
    助役答弁    
   

職員の意識改革についてでございます。

本年3月から試行しております、水曜日の窓口時間延長につきましては、通年にわたる情報収集が必要と考え、10月以降も試行を継続することといたしました。

議員ご指摘のとおり、今後ともPRに努め、区民の皆様方への一層の浸透を目指してまいりたいと存じます。

また、総合窓口の設置につきましては、区民の皆様方の利便性をさらに向上させていくものと十分認識しております。区では、10月から庁内LANの導入を図ることになっており、電子自治体実現などの動向も視野に入れると、これらに対応できる体制が可能であるとかんがえております。

次に、行事日程に対する姿勢についてでございます。

行事の開催については、行事の時間や性格及び趣旨等を踏まえ、出席者の方々にできるだけ支障のないよう考慮し、開催日を決定していると認識しております。しかしながら、議員ご指摘のように平日に行っている行事があることも事実でございます。

議員のご意見を受け止め、今後とも、より一層の開催趣旨にふさわしい曜日を配慮し、検討してまいりますので、ご理解を願いたいと思います。

   
       
    教育長答弁    
    入学式や卒業式をはじめとして、学校行事の実施日については、各学校の教育課程によるものでございます。そのため、教育課程届けの受理が区に移管されたことを機に、「開かれた学校」「地域に根ざした学校」という視点で、改めて保護者の方や地域の方々と共に歩む学校を目指すことを指導してまいりました。これを受け、各学校において、卒業式を土曜日に実施してきた経緯がございます。今後は、この経緯をもとに、完全学校週5日制の導入に際して、様々な課題がございますが、できる限り保護者・地域の方が参加できることを目指して、実施の方向で努力してまいりたいと考えております。    
                       
    3、放置自転車対策について    
   

放置自転車対策の社会実験について次の点を伺う。

@     区が実施を予定しているコミュニティサイクルシステムの内容はどのようなものか。

A     本年度どのように実験の熟度を高めていくのか。

B     来年度以降どのように取り組んでいくのか。

 

私たち区民台東21がすすめている、放置自転車対策の、社会実験について質問をいたします。

台東区は、上野、御徒町駅をはじめ乗降客の多い駅が多数あり、駅周辺の歩道や車道には、約、10,000台にものぼる自転車が放置され、歩行者の通行や災害時などの活動の妨げとなっております。

このような、自転車の放置対策として、区が、自転車駐車場の整備、駐輪禁止区域の指定、啓発活動等の対策を行っているのは、承知しております。

しかし、自転車駐車場は、14箇所、4,470台の整備となっており、駅周辺では、いまだ多くの自転車が放置されているのが現状です。

一方で、自転車は、地域住民の通勤、通学、買い物等のための日常的交通手段として幅広く利用されており、環境にやさしい乗り物であります。

このような状況の中、台東区は、場所と期間を限定して、国、地方自治体、地域住民が参加して実施する、自転車の社会実験の申請を国に行い、その結果、実験内容のいっそうの具体化をはかっていく、実験の熟度を高める地域のひとつに、選ばれました。

実験の内容は、コミニュチイサイクルシステム導入による、モラルの向上と、放置自転車の削減を目指して、上野駅と地域内の専用サイクルポートで、共有自転車の貸し出し、返却を行う実験を、モニター登録者に共通の鍵を貸し出し、実施する予定と聞いています。

区が実施しようとしている、コミュニテイサイクルシステムの内容についてお聞かせください。

また、社会実験は、従前からの自転車対策に加え、新たな取り組みのひとつとなります。

このため、コミュミテイサイクルシステムの実現に向け、課題を明確にするためにも、社会実験を実施していかなければならないと思いますが、本年度は、どのようにして実験の熟度を高めていくのか、その熟度を高めるためには、実際に行動する必要があると思いますが、その点についていかがでしょうか。また、来年度以降は、どのように取り組んでいくのかお聞かせください。

 
       
    助役答弁    
   

まず、コミュニティサイクルシステムは、自転車利用のしやすい町づくりと秩序ある自転車利用の推進を図るため、1台の自転車を何人もの人が有効利用できるよう、区内全域に専用サイクルポートを設置し、面的な都市交通とすることを目的にしています。

従来から放置自転車対策に加えて、新たな対策を検討していくための、1つの実験を申請したものでございます。

次に本年度は、上野駅周辺の自転車利用の実態掌握など、実験の実施に向けた様々な課題の整理と、準備のための調査を、国と共同して行います。

当区としましては、地域住民の方々に社会実験の内容を理解していただくため、協議会の設置やシンポジュウムの開催など、社会実験の円滑な実施に向け、内容を詰めてまいります。

次に、来年度は、平成13年度の協議を受け、具体的な社会実験に向け改めて申請する予定であり、この実験の結果を踏まえ、台東区に即したコミュニティサイクルシステムを作り上げて生きたいと考えております。

   
                       
    4、図書館行政について    
   

@     現在稼動している生涯学習ネットワークを運用することによって、図書館の利便性がどのように向上し、どのように活用されるのか、教育長に伺う。

 

A     図書館の業務の中には民間に委託できる分野も多いと思われる。今後の民間委託の考え方、方向性について、また、館全体の運営をNPOに委託することについてどのように考えているのか、教育長の所見を伺う。

 

B     中央図書館内に開設される池波正太郎記念文庫について、全国の池波ファンの来場者が予想されるが、今後、記念文庫をどのように活用していくのか、教育長に伺う。                                                                               

 

昭和62年第4回定例会において、38歳で初当選した私が、区議会議員として、初めて、内山区長と真田教育長に対し、図書館行政の基本理念と、中央図書館の取り組みについて質問をいたしました。

 

時の内山区長は、この問題は教育長の権限ではあるが、あえて区長に考え方を聞きたいというのでと前置きして「図書館はどうでもいいんだ。そういうもんじゃないと思うんですね。やはり図書館を備えておく。それから、そういう施設をつくるという事は、その区の文化水準のひとつのバロメーターになると私は思うんですね。そういう意味において、教育長にハッパをかけているといっては申し訳ないですけれど、教育長は、今まで非常に遠慮していたようですが、どんどん充実していきたい。」と答弁されました。

 

また、真田教育長は、「私ごとにわたって申し訳ないが、私、最初に管理職になったときは、図書館でございました。」と前置きしながら、現在の施設状況を、いくつか例をあげ、その状況下で一生懸命やっていると逆襲し、中央図書館調査検討委員会を設立すると答弁されました。

 

それから、14年、いろいろ、紆余曲折はありましたが、今回完成する生涯学習センターの中に、中央図書館ができました。

そこで、教育長に3点質問をいたします。

ひとつは、生涯学習ネットワークと図書館についてであります。

生涯学習センターについては、生涯学習ネットワークシステムを設立し、会議室、ホール等の予約システムなど、さまざまな機能が稼動しています。

このネットワークシステムは、図書館についても、さまざまな形で、区民の利便に寄与するものと期待しております。今後、このシステムの運用によって、図書館の利便性が、どのように向上し、また、どのように活用されるのかお聞かせください。

次に、図書館運営の効率性についてであります。

図書館の業務は、館の運営をはじめ、本の貸し出しや整理、購入計画、レファレンスサービスなど、たきにわたっています。

これらの業務の中には、職員でなくても、民間委託で充分に対応できる分野も多いいと思います。すでに、非常勤職員で対応している部分もあり、着々と委託をすすめているところであると思います。

今後の民間委託の考え方、方向についてどうお考えでしょうか。

また、近い時期に区民文教委員会として、図書館におけるNPOの活用について調査する予定ですが、館全体の運営を、NPOに委託することについては、どのようにお考えなのでしょう。

次に、池波正太郎記念文庫の運営についてお伺いいたします。

池波正太郎氏は、台東区に生まれ、台東区で育った、台東区の誇りうる、時代小説家であり、このたび、ご遺族の寄贈をいただき、1階中央図書館内に記念文庫を開設することができました。

池波正太郎記念文庫には、池波氏の遺愛品や直筆原稿、著作本など貴重な資料が展示され、国内でもトップクラスの記念館となり、今後、全国の池波フアンのメッカとして多くの来場者が予想されます。

今後、池波正太郎記念文庫をどのように活用していくのか、お考えをお聞かせください。

 
       
    教育長答弁    
   

まず、生涯学習ネットワークシステムと図書館についてでございます。既に、昨年4月には他区に先駆けインターネットによる蔵書検索サービスを始めました。そして生涯学習センターオープンと同時にインターネットによる蔵書予約システムが稼働し、自宅のパソコンから貸出予約が可能になります。今後は、インターネットによる蔵書検索および予約サービス時間延長、さらにはメールによるレファレンスサービスの実施に向けた検討を鋭意進め、サービスの充実に努めてまいります。

次に、図書館運営の効率化であります。

議員ご提案のとおり、図書館業務の中には、本の整備、貸し出し返却業務、書架整理など委託可能な分野があります。私は、こうした業務の委託は効率化に効果的であると考え、本年4月から浅草橋分室の業務委託を試行的に実施しているところであります。来年度以降、試行結果を踏まえさらに業務委託を進め、効率化を目指してまいります。

また、NPOに館全体の運営委託をとのことですが、図書館の基幹的な業務委託は、現行法上様々な課題があります。しかしながら、基幹的な業務についても検討する必要があると考えております。今後、自治体におけるNPOの実態を十分調査し、検討してまいります。最後に、池波正太郎記念文庫の運営についてでございます。

議員ご指摘のとおり、池波先生は、日本を代表する時代小説家であります。

記念文庫には、池波先生のご遺族から貴重な資料を寄贈いただき、池波ファンあこがれの的となるような資料も展示されます。また、戦前の貴重本から現代の人気作品まで集めた国内でも珍しい時代小説コーナーも設置し、全国に誇れる施設であります。今後は、定期的な企画展のほか、特別展、講演会、地元と連携した事業など様々な事業を積極的に展開してまいりますのでよろしくお願いいたします。