平成26年 第4回区議会定例会 一般質問            
     
                   

1 行政の守備範囲について

2 心のバリアフリーについて

   障がい者に関するシンボルマーク

4  認可保育所の整備について

*   障害者マークの普及 について 教育長答弁


 
                 
                         
     

 

[行政の守備範囲について ]

たいとうフロンティアの木下えつきです。

最初の質問は、行政の守備範囲についてお伺いいたします。

この質問は、2010年の予算総括質問で質問いたしましたが、再度質問させていただきます。

区民の、行政需要が多様化する中で、行政の守備範囲と、区民の自助努力がなされる

範囲が希うすになっているのではないでしょうか?

当然、地方行政は、区民福祉と区民サービスの向上を行うことが、大前提です。

そこで区では、 NPO や、民間事業者に委託して住民サービスの向上に努力されていることに対して

敬意を表する次第であります。

しかし、限られた財源の中で、区民福祉や区民サービスの向上を行うには限界があります。

そのような状況を踏まえたうえで、区民との協働による地方自治を模索する必要があると考えております。

この問題は、長い歴史や伝統を持つ我が区にとっては大変難しい問題であることは十分承知していますが、

サンセット方式やスクラップアンドビルド等の方式を使い、区民参加型事業の展開を行い、少しでも、

意識改革ができるよう努力していかなくては、少子高齢化の現在、すべてが行政に頼ってしまい、

子どもや、孫の世代に多大な付けを残してしまいます。

それには、行政の守備範囲を明確にして、区民の自助努力を構築していく必要が不可欠だと思いますが、

区長のお考えをお聞かせください。

 

「区長答弁」

木下議員のご質問にお答えいたします。

ご質問の第一は、行政の守備範囲についてでございます。

私も、議員ご指摘のとおり、多様化する区民ニーズにきめ細かく対応していくためには、

区民の自主的な活動を支援し、 積極的に協働を進めていくことが 重要であると考えております。

現在、協働に 関 ( かか ) わる様々な 担 ( にな ) い手のパイプ役として、中立的、専門的 見地 ( けんち ) から

支援を行う中間支援組織の 早期開設を目指し、検討を進めているところでございます。

今後も、区が担うべき役割を自覚しながら、区民の皆様と力を合わせ、区民福祉の向上を 図って参ります。

 

[心のバリアフリーについて]

この質問も、2014年の第一回定例会の一般質問で行いましたが、今回は、具体的に質問をさせていただきます。

その一つ目は、「やさしい日本語」による、案内板やHP の掲載や広報についてです。

文字に対して、ルビがあると理解しやすい人は、発達障がい、知的障がい、 LD( 学習障がい ),

ディスレクシア ( 読み書き障がい ) の人が全人口の4.5%おられます。

また、脳卒中、事故による頭部外傷などで部分的に脳に損傷を受けたことにより、

言語や記憶などの機能障がいが残る高次脳機能障がいの人、聴覚障がい ( 特に高齢者 ) の読み書きが苦手な人、

海外から日本に来た人、子どもたち、登校拒否、引きこもりの子供たちなど多くの方々がおられます。

また、日本語学校に通っている在住外国人の文字についての文化庁の調査によると、ひらがなは84%の外国人の方が読める。

カタカナは75%の外国人の方が読める。

ローマ字は50%の外国人の方が読める。

漢字は49%の外国人の方が読めるというデーターがあります。

その人たちのためにも、総務省 近畿管区行政評価局の案内の HP を参照して頂ければわかるようにやさしい

日本語での HP 掲載がなされています。「やさしい日本語」に言い換えるためのルールとは、重要度が高い情報だけに絞り込む。

あいまいな表現は退ける。難解な言葉を言い換える。         

えば「今朝」を「今日・朝」とか、「確認する」を、よく見るとかです。

まず手始めに、台東区の HP とか、台東区役所の案内板等にルビを振ったらいかがでしょうか。

その上で、「やさしい日本語」コーナーを立ち上げたらいかがでしょうか?

また、災害時の緊急メールや言葉での伝達方法についても、「火災」というよりも「火事」。

「避難して下さい」というよりも「逃げて下さい」。

「高台」というよりも「高いところに」と云った方がわかりやすく、 迅 ( じん ) 速 ( そく ) な避難につながるように思います。

例題として、防災訓練の放送をあげると、「今日、午後1時から地震が発生した時の防災訓練を行います。」と、

放送しますが、やさしい日本語に置き換えると、「今日の、午後1時に地震から自分を守る練習をいたします」となります。

NHK でも、「やさしい日本語」で、伝える取り組みが始まっています。

台東区でも、心のバリアフリーの一環として、できるところからすぐに始めたらいかがでしょうか?

区長のお考えをお聞かせください。

「区長答弁」

心のバリアフリー」についてでございます

障害者や 在住 ( ざいじゅう ) 外国人 等 ( とう ) に 様々な情報をわかりやすく伝えることは、すべての人が互いに助け合い、

思いやりの心を持って相手に接する「心のバリアフリー」を推進するうえで、大変重要なことと 認識いたしております。

まず、本庁舎内の案内板につきましては、これまでも 誰にでもわかりやすくという 考え方に 基 ( もと ) づき、外国語対応や

トイレ・階段等を絵文字で表示するなどの工夫を行って参りました。

議員ご提案の、案内板にルビを振ることも含めて、より一層わかりやすい案内表示の方法として、本庁舎

大規模改修工事の中で、できることから 導入を検討して参ります。

区公式ホームページにつきましては、ご指摘のとおり、心のバリアフリーの観点からも、誰にも やさしく わかりやすいことが

重要であると 私も認識いたしております。

ホームページを利用されるすべての方々が、わかりやすくお使いいただけるよう、ルビ等のバリアフリー機能を充実して参ります。

「やさしい日本語コーナー」の設置につきましても、バリアフリー機能の利用状況を見極めながら、十分研究して参ります。


障がい者に関するシンボルマークの普及についてお伺いいたします]

内閣府では、障がい者に関するシンボルマークの普及を行っていますが、なかなか浸透していないのが現状です。

例えば、障がい者が利用できる建物や、施設に障がい者の国際シンボルマークがあります。

また、聞こえが不自由なことを表す [ 耳マーク ] 、身体内部に障がいがある人の [ ハート・プラスマーク ] 等

HP で調べただけで9個のシンボルマークがあります。

そのほかにも、義足や人工関節を使用している方、内臓障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、

援助や配慮を必要としていることが外見からわからない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせる

[ ヘルプマーク ] 等があります。

このようなシンボルマークを、一目でわかるようなポスターや配布物を、台東区独自でつくり、区民の方が誰でも

知ってもらえるようにされたらいかがでしょうか?

区長のお考えをお聞かせください。

また、そのようなポスターや配布物が出来たら、教育現場でも子供たちに浸透するような対応が取れるのか

教育長のお考えをお聞かせください。

ハード面でのバリアフリーの推進も必要ですが、このような面での「心のバリアフリー」を進めて頂きたいと思います。


「区長答弁」

障害者に関するシンボルマーク」の普及についてでございます

本区では、「心のバリアフリー」のリーフレットを作成し、その中で、「障害者に関するシンボルマーク」をわかりやすく掲載し、

小中学校に配布することにより、マークの普及に 努めております。

また、今年度は、ヘルプカードのポスター・ちらし・ポケットティッシュを作成し、区民の方への啓発を行うとともに、

障害者週間にあわせて、「広報たいとう」においても普及に努めております。

今後も、さらに「障害者に関するシンボルマーク」の周知につきましてはポスターや配布物の作成も行いながら、

ひろく区民に 広報・啓発して参ります。

その他のご質問につきましては、教育長がお答えいたします。

[認可保育所の整備について]

女性の社会進出により、共働き家族が増加しており、保育所の待機児童の解消が大きな課題となっております。

また、今後の人口推計でも、本区の年少人口は、平成35年まで増加傾向との予測がされており、さらに保育ニーズが

高くなっていく事は明らかです。

そのような状況下で、保育所の確保は即急に対応しなければならない問題です。

そこで、区では、待機児童対策として、本年8月に小規模保育所を2か所、11月に認可保育所を1か所開設し、

さらに来年度開設分の認可保育所、小規模保育所の整備を前倒しして、4月に開設する準備を進めていることは、

一定の評価をいたします。

さらに、来年度から始まる「子ども・子育て支援新制度」に向けて、認可保育所の整備計画を立てて、

待機児童の解消に向けた取り組みを進めていこうとしていることに対して評価いたしておりますが、これまでの区がおこなってきた、

区の計画に基づく事業者の誘致という手法では、今後の計画的な整備にあたり、保育所に適した物件がタイムリーに

確保できるのか、想定した規模の施設を整備できるのかという点で、課題があるのではないでしょうか。

保育所の整備にあたっては、区だけでなく、事業者の中にも、子どもたちの教育・保育に熱心に取り組みたい。

区の待機児童対策に献したいとの思いから、積極的に取り組もうとしているという話も聞いております。

そこで、事業者が手をあげるのを待つだけではなく、こうした事業者の動きを察知し、積極的に区の計画に取り込んでいく

必要があると考えますが、教育長のお考えをお聞かせください。

 

「教育長答弁

心のバリアフリー障害者マークの普及について

認可保育所の整備について

木下議員のご質問にお答えをさせていただきます。

まず、 障害者マークの普及について でございます。

障害者に関するマークは、小さい子どもにもわかり やすく見分けることができるものでありますので、

その意味を理解し、日々の生活の中で意識できることが 大切であると存じます。

教育委員会といたしましては、幼児を含め発達段階に 応じて障害者マークを正しく理解できるよう指導してまいります。

次に、認可保育所の整備についてでございます。

議員ご指摘のとおり、保育所の整備にあたり、現在の誘致方法においては、適当な不動産物件を限られた期間に

確保するという点で課題がございます。

また、待機児童が発生している状況では、事業者が 積極的に保育所を整備する動きをしっかり把握して

対応していくことが重要であると認識いたしております。

教育委員会といたしましては、今後の保育所等の整備にあたり、公募期間を区切らず、通年で事業者 からの提案を募る

方法について検討を進めております。

事業者が積極的に保育所を整備するという動きに つきましては、この新たな公募において、提案内容を 十分確認したうえで、

良好な提案であれば計画に位置 づけるなどの対応をとってまいりたいと考えております。

今後も、こうした事業者の動きを十分注視し、 計画的な保育所整備を進めてまいります。