2013予算特別委員会総括質問        
   
                   

『予算審議を聞いた区長の感想は』

『人事について』

『決算審議の予算反映について』

『国民健康保険事業会計について』

                   
 

『予算審議を聞いた区長の感想は』

まず最初に、今定例会冒頭区長が手術を受けるために入院して、定例会に出席できないとの表明があり、

心配していました。しかし、予算審議に入るときに、予算委員会への出席を聞き、びっくりした次第であります。

手術をされ、まだ身体が万全な状況ではないのに、職務に対する区長の強い姿勢・意思に対して敬意を表する次第です。

また、総括質問におきましても、長時間にわたる私たちの質問に対し、誠意ある答弁をいただいたことに心より御礼申し上げます。

私が、総括質問の最後の質問者でありますので、よろしくお願いいたします。

最初の質問は、予算審議を聞いた区長の感想をお聞きしたいと思います。

今予算委員会で、私はいくつかの質問をいたしました。各委員の質問、それに対する理事者の答弁をお聞きしました。

区長は,その質問や答弁をほとんど全部といっていいくらい真剣にお聞きになっておられました。

そこで、今回の予算審議で私が感じたことを述べさせていただきます。

ほとんどの理事者の方はよく勉強されており、答弁・審議にも前向きにお答えになっておりますが、いくつかの部分で

質問の意思が伝わらなかったり、乱暴な答弁があったように感じています。

私より政治経験の多い区長として、今回の予算委員会の審議を聞いて、どのような感想をおもちかお答えください。

『区長答弁』

木下委員の質問にお答えします。各会計の歳入歳出につきまして、長時間にわたり、熱心にご議論いただき、さまざまなご意見、

ご提案を賜り、皆様方に深く感謝いたしております。

審議の中には、各委員の質問に対して、今、木下委員から言われたとおり、十分にお答えできなかった点もございましたが、

各委員の平成25年度予算に対する熱い思いが伝わってまいりました。

今後とも議会とともに区民の皆様のためによりよい台東区を目指していきたいと改めて感じたところでございます。

『木下えつき』

やはり優しいですね、区長は。もうちょっと厳しい感想が出てくると思っていましたけれど、いいです。

 

『人事について』

次に、人事についてお伺いいたします。今回の基本質問において、職員の人材育成について、管理職の確保とともに、

職員の能力の底上げについての議論過程と予算にどのように反映したかを質問させていただきました。

その答弁の中で、ここ数年多くの管理職が退職を迎え、区政運営の観点から看破できない問題であり、人材育成基本方針を改定し、

研修事業の見直しや区独自の管理職昇任前研修や新任職員研修など、新たな取り組みも導入した。

今後とも係長昇任選考の見直しなど、制度面の改善を進めていくと答弁されました。

それを受けて、予算審議の中で、ここ5年後の台東区の管理職の退職者数が37名で、一般職員の退職者数を合わせると228名の方々が

退職されるという答弁がありました。また、専門職の育成の問題や、審議では明らかになりませんでしたが、若い職員の離職問題や病欠問題、

退職制度の問題等、多くの課題を抱えている現状が明らかになりました。私は、台東区の根幹にかかわる人事危機ではないかと心配する次第です。

区長は、この問題について、どのような認識に立たれ、どのように課題を解決しようとしているのか、お聞かせください。

『区長答弁』

ご質問にお答えします。管理職を含む多くの職員が退職を迎えていく中、職員の昇任意欲や健康にかかわる問題、

給与を取り巻く動向など、今日の人事行政には多くの課題があります。私はこの課題を着実に解決し、円滑な区政を推進していくため、

昨年度末に台東区人材育成基本方針を改定いたしました。この方針に基づき、時代の変化や区民ニーズに敏速に対応し、

情熱と使命感、誇りを持って職務に当たる職員を育成してまいりたいと考えております。

あわせて、適正ある職員の積極的な任用を図るため、係長職昇任選考の見直しなど、制度面の改善を進めてまいります。

また、今後の退職者の増加を踏まえ、年金制度改革に伴う雇用の継続など、新たな制度も視野に入れた対応も必要であると考えております。

今後とも円滑な区政の推進に資するよう、人事行政の適切な運営に努めてまいります。

『木下えつき』

私、今まで人材育成とか、そういう観点で人事問題について質問してきましたが、こういう状況になってくると、

私、初めて、人事危機という言葉を使わせていただきました。やはり、人が一番大切です。

やはり、区民に接する人が一番大切で、その所をよく考えた上で、進めていただきたいと思います。

 

『決算審議の予算反映について』

3番目の質問に入らせていただきます。

この質問も、基本質問でお聞きしました。その質問の内容は、厳しい財政状況の中で、今予算編成に当たり、

職員にどのように共通認識を持たせ、決算特別委員会の審議がどのように反映されたのかをお聞きしました。

その答弁として、これまでも依命通達などを通じて、本区の置かれている状況を的確に見きわめ、事業の実効性等を十分に検討し、

所要額を見積もるよう徹底してまいりました。加えて、平成25年度予算の編成に当たりましては、将来を見据えた行財政基盤の

強化に向けた取り組みの一環として、全ての事務事業について予算執行の視点からも検証を行ったところでございます。

さらに、区長プレゼンテーションにおきまして、決算特別委員会での審議が十分反映されているか、予算要求内容の再確認を指示いたしました。

これによって、職員への共通認識が徹底されたものと考えております。また、予算査定におきましても、これまでの実行・実績はもとより、

事業実施方法や24年度の執行状況、今後の動向などについて検証・精査を行いましたと答弁がありました。

その答弁を基本に、今回の予算審議の際に、各項ごとに質問をさせていただきました。

確かに予算書の上からは事業の統合や予算額について、決算特別委員会での審議が生かされているようになっていますが、

その事業を精査するに当たり、各課、各部においてどのような論議が行われ、職員間でどう認識されたのか、疑問が残る答弁がありました。

区長は、どのように感じ、これからの予算執行に当たり、どのようにしていくのかお伺いいたします。

『区長答弁』

お答えさせていただきます。私は、これまでもプレゼンテーション等を通じて、職員の意識の共有化に努めてまいりました。

また、各部においても、区民生活への影響や予算執行率の視点から、事業の見直しに取り組んでくれたものと考えております。

しかしながら、一部の事業につきましては、さらに認識と議論を深める必要性があると感じたところでございます。

今後、予算執行にあたりましては、本委員会でのご指摘やご意見を十分踏まえ、より効果的な事業の実施に努めてまいります。

『木下えつき』

予算審議をしていて、確かに削るという言い方をするのはよくないかもしれないけれど、金額が決められているけれど、

本当にそれを認識するために各課の中で議論されてて、その事業についてどう精査されたというのは、今回の予算審議で聞いてて、

はっきりとした答えが皆さんから出てこなかったんです。それは、非情に残念に思っているんですけれども、皆さんが予算ありきではなく、

その事業をどうしていくかというところを真剣に考えた上でやっていただきたい。

 

『国民健康保険事業会計について』

最後の質問は、国民健康保険会計予算についてお伺いいたします。

先ほど橋詰さんが、質問されましたが、ちょっと方向が違うので質問いたします。

昨年の12月26日の政権交代の影響を受けて、新年度の政府予算案が19年ぶりに越年編成となりました。

そのために、本区の25年度国民健康保険事業会計については、現状条例を根拠とした当初予算案を編成しました。

その後、特別区長会において決定した25年度の料率等を反映させた補正予算案を現在編成中とお伺いしています。

そこで、委員会審議において、この問題について質問させていただきました。この質問に対し、課長からはこのような異例の事態に対し、

やむを得ない状況の中、さまざまな調整中での対応であった。補正予算案に反映させる基準料率等については、各区さまざまな意見があった中で、

議論を尽くして、特別区全体としてまとめ上げたものである。区民に対しても新年度の保険料の内容について、時機を逸することなく、

丁寧な説明と周知に全力を尽くしていくとの答弁がありました。

そこで、区長にお伺いいたします。国民健康保険の予算が異例の編成スケジュールとならざるを得ない事態に対して、区長はどのように対応したのかお伺いいたします。

また、25年度の保険料決定までの過程において、台東区はどのような姿勢で議論に挑んできたのかお伺いいたします。

『区長答弁』

平成25年度の国民健康保険料につきましては、総選挙の日程上、23区の基準保健料率等の決定が遅れることが想定できたため、

直ちに過去の事例などの情報収集と予算編成スケジュールのシミュレーションを指示し、特別区長会での検討に備えさせました。

また、国の予算が越年編成となったことを受け、各区の予算編成スケジュールや国民健康保険運営協議会、区議会の日程などを踏まえ、

特別区長会として2月15日に保健料率等を最終決定いたしました。保健料率等の検討に当たり、私は低所得者への配慮が必要であるとの

立場で対応してまいりました。現在補正予算の提案に向け、鋭意準備を進めておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

『木下えつき』

先ほどから話していますが、やはり、区の基本は人です。その人を育てていく。また、その一人一人が各事業に当たるなり、予算を執行するにしても、

区民と同じ立場に立って真剣に考えていく、真剣に議論していく。そう云うことが職員を育てていく中で一番重要なことではないかと思います。

そうゆう意味では、例えば、何か事業を組み立てることだけではなく、事業を行う中で、区民の方たちと接しながら行うことが、職員を育てていく原動力に

なるのではないかと思います。だから、ある課長が一人だけで突っ走るのではなく、課ごとに議論をして、君の担当はこういうところだ、こう云うことだと、

話し合い、意識を高めるて、課全体が共通の認識になることが大切だと思います。本当に人材危機だと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

また、区長におかれましては、本当に手術された後、頑張っていただきまして、ありがとうございます。