2012年度   決算総括質問          
     
                       

1.執行率について

2.入札のあり方について

3.学校給食の調理委託について

4.決算の総括について

                       
     

 

区民クラブの木下悦希です

早速、質問にはいらさせていただきます。

 

 

執行率についてお伺いいたします

私は、事業別執行率の高さが必ずしも事業の評価になるとは、思っていません。

事業を行う上で、いろいろな工夫をこらして事業を行うことは重要なことだと

考えています。

しかし、今決算において、執行率が80%未満の事業が、205事業、

その内、行政計画事業が57事業。

22年度事業で80%以上の執行率だったのに、23年度で80%未満になった

事業が62事業、行政計画事業が19事業。

22年度も23年度も80%未満だった事業が143事業、

行政計画事業が38事業あります。

22年度より23年度の執行率が下がった事業の中には、3・ 11 の震災により

事業執行が難しい事業もありますが、それがすべてではありません。

また、2年間執行率が80%を割っている事業のうち、50%にも満たない

事業について今委員会で質問させていただきましたが、予算要求や査定の段階で

工夫が必要だと感じられる事業がありました。

区長は今決算特別委員会の執行率に関する審議を、今後の予算編成にどのように反映していくのかお聞かせください。

「区長答弁」

木下委員のご質問にお答えします。厳しい財政状況の中で、健全な行財政を推進していくためには、適正かつ効果的な予算執行は極めて重要であると認識しております。私は、これまでも、予算編成にあたりましては、過去の実績や今後の見込み等を踏まえ、実態に即した所要額の見積もりに努めてまいりました。

また、執行にあたりましては、創意工夫を凝らすとともに、改めて経費を精査するなど、事業の効率性や実効性の向上に取り組んできたところでございます。

しかしながら、一部、複数年にわたり、執行率が低い事業もございました。

今後、本委員会でのご指摘等を十分踏まえるとともに、行政計画等との関連や、今年度の執行状況を見極めた予算編成を行い、事業の着実な執行に努めてまいります。

 

入札のあり方についてお伺いいたします

今決算の審議において、わたくしは、その審議の中で、庁舎管理委託、公衆便所維持管理、道路清掃のうちの、人力による道路清掃作業委託、人力による道路特別清掃委託については、審議させていただきました。その審議の中で、仕様書では、作業日数等は分かりますが、年間の延べ人数、1日当たりの勤務時間がわかりません。

その理由として、業務委託仕様書において従業者数、ポスト数を指定していないため、明確に把握できないとか、業務委託仕様において、清掃回数を指定しその作業時間帯についての定めはあるが、従業者の勤務 ( 労働 ) 時間を指定していないため把握できないという理由です。確かに仕事がちゃんと行われていれば問題ないのですが、

その入札額が適正かどうか、どのように判断しているのかよくわかりません。

お聞かせください。

今回の、入札についての審議資料は、1千万円以上の業務委託の資料でしたが、

金額の少ない入札においても、業者間の価格競争により、厳しい経営状況に陥る業者もいると聞いております。

また、毎年の入札を行うことにおいて、雇用の安定がはかれるのでしょうか?業務委託の中には、人と人のつながりが必要な業務もあります。

区長は、入札の方向性についてどのように考えているのかお聞かせください。

「区長答弁」

ご質問にお答えいたします。

まず、入札額の判断についてでございます。私も、入札額が適正であるかどうかの判断は重要であると考えております。

そのため、従業員の労働環境に影響を与えるおそれがある過度の価格競争を防止するため、予定価格1,000万円以上の清掃・警備・その他施設管理、業務委託につきましては、低入札価格調査を行っております。

調査基準価格を下回る入札があった場合には、従業員の従業人数や勤務時間の妥当性、労働基準法等、関係法令との整合性などを調査の上、適切な入札額であるかどうかを決定しております。

また、予定価格1,000万円未満の案件につきましても、適切な履行の確保に努め、事業者の経営状況や過去の実績を調査の上、指名を行っております。

さらに、極端に低い価格での入札など、契約の内容に適合した履行の確保ができないと判断した場合は、落札を一度保留し、調査の上落札者とするかどうかを決定いたしております。

次に、入札の方向性についてでございます。地方自治法などの規定により、地方公共団体が行う契約は、原則として入札によるものとされており、区におきましても、同様に行っているところでございます。

しかしながら、学校現場での給食の調理や用務などの業務委託につきましては、入札後、一定期間継続して同じ業者と随意契約を行っております。これは、教育現場での生徒・児童との関係が重要である点に配慮したものでございます。

今後も、このように最も適切な入札・契約方法を案件ごとに検討しながら、契約を行って参ります。

 

学校給食の調理委託についてお伺いします

学校給食の調理委託については、今まで色々な論議を重ねてきました。その結果6年に一度の入札になりました。そこで久しぶりに調理委託がどのようになっているのか今決算委員会で審議させていただきました。

その審議で明確になったことは、小学校においての生徒一人あたりの調理委託料が

一番安いところで41 , 772円で、一番高いところが97 , 291円。

中学校では一番安いところで40 , 446円で、一番高いところが113 , 199円です。当然生徒数の多い学校と少ない学校での金額の差が出るのは理解します。

また、学校給食の調理業務にあたっている人の、一人あたりの日給をみると、

小学校で一番安いところで、10 , 628円で、高いところで、17 , 128円。

中学校では一番安いところで11 , 173円で、一番高いところが17 , 917円

です。

この計算は単純に決算額から従業員の延べ人数で割っただけで、この中には、

清掃用消耗品類、衛生管理用経費、従業員用被服・給食費等が含まれています。

また一日当たりの勤務時間をみると、7時30分から16時15分となっています。

この決算審議を聞いていた仲間の議員が、たまたま、給食委託業者の従業員募集の

広告を見たら時給1 , 000円位で、パート時間は、午前9時から15時で募集していると教えていただきました。

学校には、その学校の特色があるのは理解できます。契約期間において、各学校の

実情に応じて事業者と話し合い、個々の学校に適した業務に努めることが重要であると思いますが、学校給食の業務について、教育長のお考えをお聞かせください。

「教育長答弁」

ご質問にお答えさせていただきます。

学校給食の調理委託については、6年ごとに入札を行っているところでございますが、その後は毎年2回、学校側の評価を踏まえて、翌年度以降の業務に生かしていくよう指導しております。

また、日々の調理等の作業における、安全・衛生管理の徹底や、新しい献立実施の際には特に詳細な工程の打ち合わせを行うなど、安全でおいしい給食の実施に取り組んでおります。

さらに、バイキングやカフェテリア給食等の行事の際には通常作業よりも手間がかかるため、応援体制を充実し、柔軟に対応を図っているところでございます。

今後とも、学校給食におきましては、学校ごとに業者の衛生管理体制や人材確保に対する取り組み状況を見極めながら、適切な評価を行い、より質の高い給食の実施に努めてまいります。

 

決算の総括についてお伺いします

今決算の総括質問において、執行率・入札・学校給食等々質問させていただきました。

区長・教育長においては、誠意ある答弁を頂きありがとうございます。

しかし、予算の査定や編成の仕方において、もっと、知恵を絞らなければならないのではないでしょうか?

特に、区内部での予算査定の精査、各部からの予算請求に対する、意識を高めていくことを図らなければなりません。

その上でなければ、現在、区が取り組んでいる行財政改革について、

区民の理解を得ることは難しいと思いますが、区長のお考えをお聞かせください。

「区長答弁」

ご質問にお答えいたします。事業の着実な執行など、まず、区として取り組むべき事項をしっかり行った上で、事務事業の見直しなどを実施するべきであるという思いは、私も、委員と全く同じでございます。

将来を見据えた行財政基盤の強化に向けた取り組みを進めていくためには、区民の皆様にご理解をいただくことが、何より重要であると考えております。

本委員会の審議におきまして、様々なご意見・ご指導をいただきました。

今後、各部各課がそれぞれ、当事者意識を持って精査するとともに、全庁において認識を共有化し、平成25年度予算編成に向けて取り組んで参ります。